《MUMEI》 「‥けど、見た事ねーじゃん、誰も」 「ぅ‥、そうですけど‥」 急に弱気になって、未桜は俯いた。 「でもいますよ、きっと──」 「はぁ‥、いつまでガキでいるつもりだよ」 「ガ‥ガキじゃないですっ」 未桜はムキになって、また身を乗り出してきた。 「いますっ、サンタはいま‥、むぁッ!?」 「うるせーな、話すなら後にしろよ」 「〜〜〜〜〜〜‥」 不満げに、未桜は口に突っ込まれた苺を飲み込んだ。 ‥飲み込んだ‥? 「おいバカっ、何やってんだ‥!?」 「ぇ、大丈夫ですよ?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |