《MUMEI》 「ねぇ、先生さ‥」 「ん、何だ‥?」 「こういうのって──」 「ぇ?」 「ぁ‥、ぃゃ、違っ‥」 何考えてんだろ、 あたしってば‥。 「どうした? 何か赤いぞ‥?」 「赤くないからっ」 ‥悟られたらヤバい。 ていうか、 保健の先生どこ行っちゃったんだろ‥。 「佐原‥退屈じゃないか?」 「何で?」 「だって──あんまりする事ないだろ? こうやって話する位しか‥」 「いいの、先生の側にいられれば、あたしは幸せなんだもん」 「ぇ‥」 「ぇ?」 お互いに、 目が合った。 前へ |次へ |
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