《MUMEI》 「‥‥‥‥‥‥‥」 「‥‥‥‥‥‥‥」 ‥沈黙。 声が出ない。 ‥出せない。 この状況‥ 誰か何とかしてよ‥。 「──なぁ」 先に沈黙を破ったのは、 先生だった。 「提案‥なんだけどな」 「提‥案‥?」 コクリ、 と頷いてから、 先生は続ける。 「あのさ‥、もし‥だったらだけど──」 「うん‥」 「テスト勉強、一緒にやるか‥?」 「ぇ‥、一緒に‥って‥」 先生が教えてくれる、 って事‥? 「ぁ‥、嫌か‥?」 「ううんっ」 「‥?」 「やりたいっ。先生と一緒に、勉強やりたい」 前へ |次へ |
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