《MUMEI》

「あっ、あそこじゃないですか? ほらっ、ツリーありますよ♪」

「ぁ‥」

マジだ。

「はぁ、やっと見つけたな──」

「でも、あっちこっち歩くのも楽しかったですよ♪」

「ふーん‥」

コイツは何でも楽しいんだな‥。

「林檎君が一緒だからですよ♪」

「ぇ」

「ほらっ、行きましょう♪」

又もや、立場逆転。

オレは未桜に引っ張られて、ツリーの側に来た。

「でっけー‥」

‥デカい。

てっぺんまでの高さが尋常じゃねぇ。

「よくこんなの作ったよな‥誰がやったか知んねーけど」

「そうですね〜」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫