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《MUMEI》 「ぇ、また半分くれるのか‥？」 「だって──全部食べると‥」 「？」 「な‥何でもないっ」 「お裾分けありがとな」 「ぉ‥お裾分けじゃないから」 「ん、じゃあ何だ？」 「〜〜〜〜〜〜‥」 無闇に否定しない方がいいかも‥。 「ってか食べんの早っ」 「そうかぁ‥？」 相変わらず、 何でもなさそうに、 先生は言う。 何ていうか‥ ちょっと羨ましいかも。 「ん‥？」 「だ‥だから何で見るのいちいちッ‥」 「ぃゃ、だって‥視線の先にお前がいるから──」 「‥‥‥‥‥‥‥」 確かに‥。 前へ |次へ |
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