《MUMEI》

「スランプだからって、辞めようとなんか思う事なかったんだよな、俺──」

「先生が悪い訳じゃないよ」

「‥?」

「あたしは何も気付いてあげられなくて、先生の事傷つけたりして‥、?」

「お前は俺を立ち直らせてくれただろ?」

「みんながお見舞い来たからだよ」

「俺な、ずっとお前の事が気になってた。だからお前が、現国選んでくれて本当に嬉しかった。──お前がいるから、また頑張ろうって思えるようになったんだ」

そう語る先生は、

今まで見た事もない位、

穏やかで優しい目をしてた。

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