《MUMEI》

「ねぇ」





那加が俺に呼び掛けたのは、

それから少し経った頃だった。





「日向は朝ご飯まだでしょ?」

「ぇ、ぁぁ‥」





夜明け前から起きていたけど‥

確かに俺‥

まだ食事らしい物は食べてない。





「何か買って来れば?」

「ん‥、でも──」

「さっさと行く」

「ハイ‥」





また病室を追い出された俺‥。





何か、

って言ってもなぁ‥

何を食べたい訳でもないし‥。





でも取りあえず、

何か買って行かないと後が恐い。





食べる食べないは、

別として‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫