《MUMEI》
一人者大集合
(凄いメンバーになったよな)


二日目の夜。


『本当はいけないんだけどね』


確か、既にかなり飲んでいた大さんは、苦笑しながら昨日と同じように、俺をガードしながら入浴してくれた。


ちなみに、真面目な秀さん・仲村さん・屋代さんは明日シャワーを浴びるらしい。


そして、現在の状況…


家具を隅に避けた、広いリビングで…


俺は、いわゆる雑魚寝をしていた。


『祐へのプレゼント』として、葛西先輩を勢いで呼んだ果穂さんは


部屋割を悩んだ挙句…


『夫婦と恋人達は二階! 後は、リビングで雑魚寝!』


という、結論を出したのだった。


そんなわけで


秀さん・屋代さん・厳・頼・志貴・俺という


奇妙なメンバーになっていた。


「これ、普通なら逆ハーでおいしいんだけど、皆相手いるからつまんない」


志貴は最初はそう言っていたが


そのうち


全員の恋バナに興味を示し始め


それぞれに、絡み始めた。


全員、いろいろ思う所があるらしく、ノーコメントが多く、志貴は不満を訴えたが


逆に皆に自分と拓磨の事を訊かれ、何も言えなくなったようだ。

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