《MUMEI》 「小学生位から、よく来ててさぁ、学校の勉強そっちのけでここの本読み漁ってた」 「じゃあ、結構思い出詰まってたりするんだ」 「ぁぁ、そうだなぁ──」 グルリと書斎を見渡して、 先生は懐かしそうに言った。 「お前もさ、何か読みたいのあったら貸して──、チョコ?」 「‥‥‥‥‥‥‥」 全っ然‥ 読めない‥。 「ムズッ‥」 「ん、それ小5の時読んだ奴だなぁ、確か──」 「小5!?」 こんなムズい本‥ 小5で読んでたの‥!? 「ありえないんだけど‥」 「ん?」 「ぅ、ううん、何でも‥」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |