《MUMEI》 「ぅぁっ、別にガン見してたつもりはな‥」 「問答無用ーっ」 「ちょッ‥待て那‥」 宥め、 失敗。 「いっ‥て‥」 全力で、 枕を投げ付けられた。 「那加‥そんなにマジにならなくてもいい‥じゃない‥デスカ‥‥?」 「〜〜〜〜〜〜‥」 「いや、スイマセンでした姫サマ‥」 那加は、 恥ずかしがり屋だって── 分かってるはずなんだけど‥。 でもつい、 ガン見しないではいられないんだよな‥。 だって那加── お前自分の事ちゃんと鏡で見てみろよ‥。 分からないか‥? 可愛いって──。 前へ |次へ |
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