《MUMEI》

3限の歴史‥。

気が緩んでる訳じゃないはずなんだけど‥

何か、

無性に眠たい‥。

何でだろ。

あれ‥

食べたからかな‥。

『何か食べといた方がいいんじゃないか? 倒れる前にさ』

「───────」

ヤバい‥

マジで寝そうなんだけど‥。

「‥?」

何か戸の窓のとこに誰かいる‥?

「って先生!?」

途端に、

教室中の視線があたしに向けられる。

「? 佐原、誰もいないじゃないか」

「ぇ、ハイ‥スイマセン‥」

先生ってば‥

何でこんな時まで‥。

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