《MUMEI》 「──先生、何やってんですか‥」 「ぇ?」 「さっき歴史のテストの時間──そこで見てたでしょ‥?」 「ぁ──バレてたか、あはは‥」 「あははじゃないって‥」 あの後大変だったんだから‥。 「で、あれ食べたか?」 「うん、でも眠くて眠くて‥、ふぁ‥」 「ぁ‥、食べると‥確かに眠たくなるよな」 「それよりも先生が見てた事の方が重大なんだよね──‥」 「悪い悪い、つい‥な、気になって──」 「何が?」 「お前の事がさ」 「なッ‥」 恥ずかしげもなく堂々と‥。 ていうかみんな見てるし‥っ。 「ん、どうした佐原?」 「つ‥次現国だよね、さ‥先教室行ってるから」 「ぇ、おい佐原?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |