《MUMEI》

「ぁ〜〜〜〜〜‥」

何か知んないけど疲れた。

めっちゃ疲れた‥。

「はぁ‥」

ベッドに寝転んだまま、

まだ握ったままのシャーペンを、

やっと放した。

‥手が、

熱い。

‥熱いなんてもんじゃない。

何だろ‥

よく分かんないけど変な感じ‥。

「ていうか──」

早く明日‥

終わんないかな‥。

早く先生と出かけたいなぁ‥。

どこ連れてってくれるんだろ‥?

何着てこう‥?

「ってか勉強っ!!」

やんなきゃなんない教科が山程ある‥。

今日は徹夜だな‥。

途中で寝ちゃわなければだけど‥。

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