《MUMEI》 「昨日から──テストなんだったよねぇ」 「ぁ、ハイ‥」 「そんなに堅くならなくても大丈夫だよ、千代子ちゃん」 「ぇ」 「大丈夫。深呼吸してごらん」 「はぁーっ‥ふぅ‥」 「落ち着いただろう?」 「──ぁ‥」 ほんとだ‥。 あんなに息上がってたのに‥。 「もう大丈夫だね──これで」 「ハ‥ハイっ、ありがとうございます」 何か、 詠子さんって魔女みたい──。 「?」 「ぁ、ぃ‥いえっ、何でもないです」 それから色々話してる内に、 バスは学校の近くに近付いてきた。 「じゃあ、あたしこれで──」 「ぁぁ、頑張ってね」 前へ |次へ |
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