《MUMEI》

「ぅゎ‥」

何か凄い‥。

「遊園地──」

しかも先生と2人で‥。

──夢みたい‥。

「‥痛っ」

「?」

「夢じゃない──」

「ん? 何がだ?」

「ううん。で、何乗る?」

「お前が乗りたいやつなら何でも」

「何でも?」

何でも‥。

「じゃあ──」

「じゃあ?」

「じゃあ、あれ」

「あれ──は、ティーカップか」

「うん。行こっ、ほら」

「ぉ‥おい、引っ張るなって」

「だって急がなきゃ1日で回り切れないよ?」

「ぇ、全部乗るつもりなのか?」

「あったり前じゃん」

「ははっ、楽しむ気満々だなぁ」

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