《MUMEI》
日記
居なくなった、大葉陸は・・・。




「ここ何処よ。」

回りには、誰一人いない。学校の様だが、こんな学校陸は入ったことがない。

陸は外に出た。この学校を真っ正面から見るためだ。

学校の名は『桜第一小学校』陸の学校の名前だ。


「もしかして。ここ昔の学校?でもそんなことあり得ない。いきなり過去に来ちゃうなんて・・・。」


その時ふと校庭の一本の桜の木が目にはいった。

他の桜と特に変わった所はない。でも何故かその桜の木から目が離せなくなっていた。


すると木の陰から女の子が出てきた。薄いピンク色ねワンピースをきた女の子。
「私の日記がなくなっちゃったの。探してくれる?」
女の子は陸の目を見つめて言った。
            陸は女の子に足がないことに驚き、声を震わせながら言った。                    「日記?」

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