《MUMEI》 「おーい、大丈夫かー?」 「ぇ、ぁ‥うん」 相変わらず、 先生の手は‥ あたしのホッペタに触れたままで。 そこだけが、 腫れた時みたいに‥ 熱くて、 熱くて。 「シロ、ちょ‥っとたんま」 「?」 「‥手」 「──ぁ」 慌てて手を引っ込めた先生。 「悪い、何か‥」 「ぃゃ、ビックリしただけだから」 「ビックリ?」 「うん」 ほんとにただ、 ビックリしただけ──‥。 前へ |次へ |
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