《MUMEI》 やっと、お皿が空になった。 「じゃあ、次行きますか」 「うん‥」 お腹‥ 重‥っ。 「何なら──おぶってやろうか?」 「!?」 「無理に歩くのも大変だろ? 横っ腹痛くなるし」 「ぇ、ぃゃ、いいデス‥ってちょっと!?」 いいって言ったのに、 あたし‥。 ていうかあたし達って‥ どんな風に見られてんだろ‥? 親子── にしちゃ親が若過ぎだし‥ 兄妹‥ にしちゃ年離れ過ぎてるし‥。 ちゃんと── 恋人に見えてるかなぁ‥。 ていうか、 先生におんぶされるのって初めてかも‥。 「───────」 あったかい‥。 前へ |次へ |
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