《MUMEI》
Mission2
私がαに入って、一年が過ぎた。今では恒松さんや他の人とも仲良くやっている。




「朝だって言ったの何回目か数えた?」

「かれこれ12回です」

「起きなさい(怒)」



この人は松田さん。
しっかりしていて頼りがいがあるいいお兄さんだ。




「恒松さんが“大事な日に遅刻はいけない”ってさ」

「恒松さんが勝手に大事だなんて言ってるだけで私はそんなに大事な日だとは思っておりません」


そう、今日は恒松さんがお得意のスカウトでまた一人、増員したのである。
聞くところによると、最近えらく巷を騒がしている殺し屋の一人らしい。
単独で依頼をこなしていたらしいが、恒松さんがうまく言い包めたらしい。


(いったいどんな手を使ったかは不明だが)


「お前と近いらしいな、歳が」

「まじすか」

「職場恋愛はきついぞ」



気をつけろ、と言った松田さんの顔面に裏拳を一発叩き込んだ後、恒松さんの待つリビングに向かった。




「おはよーございます」

「寝癖つくまで寝れて幸せな香織ちゃん、お早う」


香織ちゃんだなんて明らかに嫌み。


「あからさまな態度とらないでください。泣きますよ」

「宣言してからの泣きべそには騙されません」

「俺だったら騙される自信あるなー」


この人は松田さんとペアを組んで仕事している鈴木さんだ。この人を簡単に表すのならば、『変態』かまたは、『M』。しかもどちらの単語ともど、がつくほどの変人だ。

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