《MUMEI》

「ぅゎ‥ちょっ‥センセ‥」

ヤバい‥

ヤバい‥

ヤバいって‥!

「止めようよ‥ねぇ‥」

「さて、と‥まずは体育館だな──」

「ちょ‥ちょっと人の話聞いてんの‥!?」

「ん?」

「怖いってば‥」

「大丈夫だって、俺が付いてるんだから」

「ぅ‥」

そう言われると否定出来ない‥。

「ってか怖くないの? 先生‥」

「全然」

「そうですか‥」

羨ましいな‥。

「!?」

「おっ、何か出たか? 早速──」

「何その‥探検してて珍獣に出くわした的な反応‥」

「──あれ、今向こうに何か‥」

「ぇえッ!?」

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