《MUMEI》

「どうする、って──」

「いざとなったら机の下に隠れといて、来た人と入れ替わりにここを出るって感じでいくしかないか──」

「ぃゃ、何かのスパイ映画じゃないんだから‥」

「でも見つかったらまずい‥だろ?」

「うん‥確かに」

けど、

簡単にはいかなそうなんだよね‥。

「って‥先生?」

寝ちゃった‥?

「こうやって2人っきりになってみるとさぁ」

「ぅゎッ‥」

起きてた‥。

「ビ‥ビックリさせないでくんないかな‥」

「ぁ‥、悪い悪い」

「で‥さっき何言いかけたの?」

「ぁぁ──何か俺も高校時代に戻ったみたいな気がしてさ」

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