《MUMEI》

「へぇ──‥、でも先生さ、先生っていうよりクラスメイトって感じだし‥制服着たら生徒に紛れても違和感ないっぽいし」

「ぇ、そうか?」

「うん」

「やってみようか──」

「!?」

「ははっ、冗談だって、冗談」

「ほんとに‥?」

何か、

マジでやりそうな気がするけど‥。

「さぁてと、寝ますか──」

先生は壁に寄り掛かったまま、

瞼を閉じた。

「───────」

「先生‥寝ちゃった?」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「先生〜?」

寝ちゃったみたい‥。

あたし‥

まだ全然眠くなんないんだけど‥。

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