《MUMEI》

「うーん‥そうだなぁ‥」

「〜〜〜〜〜〜‥」

「まぁ、何とかなるだろ」

「やっぱり‥」

そう言うと思った‥。

「気のせいかも知れないしさ、寝とけば気にならないだろうし──」

「簡単に眠れる訳ないじゃん‥」

「じゃあ──子守歌でも歌うか?」

「赤ちゃんじゃないんだから、あたし‥」

「ぁ‥それはそうだよな」

「──何か、お父さんみたいだね」

「お父さん‥?」

「うん、何か今ちょっとそんな感じした」

「お父さんかぁ、悪くないなぁ」

「ぇ、本気‥?」

「何かいい感じしないか?」

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