《MUMEI》 何とか、 誰かが来るより前に学校から抜け出せた。 「ふぅ‥」 てか‥ 親に何て言い訳しよう‥。 「どうした?」 「ううん──、ありがとね」 「ぇ」 「結構楽しかったかも」 「おっ、本当か?」 「うん」 「そりゃ良かった」 満足げな、 先生。 「送るな、家まで」 「ぃゃ、ぃ‥いいよ、夜道歩く訳じゃないんだし──」 「朝の散歩もいいもんだぞ? 結構」 「散歩‥?」 「よしっ、行くか」 「ぇ、ちょっと待ってよ先生っ」 何か先行っちゃったし‥。 「せーんせーっ!」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |