《MUMEI》 先生は、 ほんとに奢ってくれた。 「ん〜、冷た〜っ」 「どうせだからさ、公園でも寄ってくか?」 「ぇ、公園‥?」 「ゆっくりアイス食べてから帰ってもいいんじゃないかと思ってさ」 「ゆっくり‥」 していいのかな──‥。 「丁度ベンチもあるしさ、あそこ木陰になってるし」 「ぇ、ちょっ‥とセンセ‥!?」 選択の余地なしですか‥。 まぁ、ちょっとだけならいいか──‥。 誰かいる訳じゃないみたいだし‥。 「──ふぅ」 結構、 木陰って涼しいかも。 「‥ぁ」 蝉鳴いてるみたい‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |