《MUMEI》
先生があんまり勧めるから‥

結局、

指輪まで買ってもらっちゃった‥。

「──ぁ」

「どうした？」

「何か向こうでやってるっぽいよ？」

「ぁー、ビンゴ大会みたいだな」

「色々やってんだね〜」

「あんまり祭来ないのか？」

「小さい頃は結構来てたけど──でも中学あたりからはあんまし‥」

「そうかぁ──」

「先生は毎年来てたの？」

「ぁぁ──大抵はな。祖母ちゃんと一緒に」

「今年は何で来なかったのかな──」

「ぁぁ、それは‥」

「？」

「っと──‥」

「もしかして‥具合悪いの‥？」

前へ |次へ
作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する
携帯小説の
無銘文庫