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《MUMEI》 「ほいっ、メロンソーダ」 「ぁ、ありがと──」 「ちゃんとメロンだからな」 「ぅ‥、うん」 あたしがメロン系好きだ、 って事は忘れないみたい。 先生は、 詠子さんに烏龍茶を渡して自分の缶を開けた。 「ココア？」 「ぁぁ。飲むか？」 「ぃ、いいです‥」 何でそういう事堂々と言えるんだろ‥ 先生って‥。 「あれ、ソーダ飲まないのか？ ぬるまっこくなると不味くなるぞ？」 「の‥飲むから今‥」 また何か言って来る前に飲んだ方がいいと思って、 缶のプルタブを開けた。 前へ |次へ |
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