《MUMEI》

だんだん盛り上がって来て、

周りがガヤガヤし始めた。

「‥?」

あの人‥

何か見た事あるような‥。

誰だったっけ‥?

「ん、誰かいたか?」

「気のせいかも‥」

でも‥

遊園地の時は三谷先生見掛けてるし‥

用心はしといた方がいいかも‥。

何せ、

見つかったらかなりヤバいし‥。

「おっ、また上がるみたいだぞ、ほら」

「先生、し‥静かに‥」

声で分かっちゃうかも知んないじゃん‥。

何ていうか‥

無防備なんだから‥。

「あのー‥」

「ぅわあッ!?」

だ‥

誰‥?

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