《MUMEI》
番外編《モモンガ来たりて》
…オイオイ、聞いたか?村外れで…なんか凄い魔力のぶつかり合いがあったらしいぞ…


…へえ?それで?


…魔王軍が勝ったらしいんだがね…


…ふ〜ん


街で聞いた噂話…
僕ら〜一般人には全く縁のない話。


買い出しを済ませ、我が家へ急ぐ…


村外れの大木の横を通り過ぎようとした時…僕の顔に何かが張り付いた!


『うぎゃーーっ!』

慌てて掴んだソレは…


『モキュ?』


『もきゅ?って…うわっ!』

クリクリ目玉のフワフワ毛並み〜小首を傾げてコッチを見てる…


『これって…モモンガ?だよな…』


『モ…キューゥ…』

…あ、なんか突然ヘニャってなったんですが…てかヤバいのか?コイツ…


ワタワタ…
急いで我が家に戻り…取り合えず水を飲ませる。


『…大丈夫かな?』

覗き込むと…パチリ…目を開けた。


《腹が空いたぞ!》


『はい?今の声は?』

周りを見回す、が誰もいない。


《オイ!ここだ!》


『へ?』


モモンガが小さな前足(手?)をパタパタさせている…

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