《MUMEI》 「兄から聞いてます──彼女さんなんですよね」 「ぃ、一応‥」 てか、 あたしの事知ってたんだ‥。 「あの、詩織さんは何されてるんですか?」 「私、ですか? 私は──図書館司書を‥」 「ぇ、司書やってんですか?」 「まだ慣れてないんですけどね──」 「やっぱり本好きなんですね、詩織さんも」 「兄や母がそうでしたし、お祖母ちゃんやお祖父ちゃんの影響もあって──いつの間にか」 「へぇ‥」 凄いな、 やっぱ‥。 「佐原さんは──兄の生徒さんなんですよね?」 「ぁ、ハイ‥まぁ‥」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |