《MUMEI》

詩織さんも、

どことなく先生──

シロに似てる気がする。

「佐原さん?」

「ハイっ‥」

ヤバい‥

何かボケッとしてたし‥。

「あの、詩織さんは誰かと付き合ってたりするんですか?」

「ぇ、ゎ‥私ですか‥?」

恥ずかしそうに俯いた詩織さん。

「1ヶ月位前から──作家を目指してる人と会ったりはしてます」

「ぇ‥、凄っ!」

「そ、そんな事ないですよ、全然‥」

反応が、

いちいち可愛い。

「佐原さんの方が──」

「呼び捨てでいいですよ? 詩織さんの方が先輩なんだし──」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫