《MUMEI》
先生の家
夏休みは、

あと3日。


もうすぐ‥

新学期。

ちょっと憂鬱──。

だんだん涼しくなってきたから、

少し歩いてみようかと思ってぶらぶらしてたら。

「‥?」

海辺の方に、

人影発見。

「あ、れ‥」

あれって‥。

「先生‥?」

「ん‥? おー、久し振り!」

先生はあたしに気付くなり、

ぶんぶんと手を振ってそう言った。

「寄ってかないかー?」

「うん──」

浜辺には、

いくつか貝殻が転がってて、

先生はそれを集めてたみたい。

「何で貝殻なんか集めてんの?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫