《MUMEI》

「いや、さっきから全然食べてないみたいだからさ」

「‥ぁ‥」

そうだった‥。

てか、

もう3人共ほとんど食べ終わってるし‥。

「ヤバ‥ッ」

慌てて掻き込むみたいに食べてたら、

先生が苦笑した。

「ゆっくり食べていいぞ‥? 詰まらせると大変だし──」

「‥んん」

取りあえず頷いたけど、

先生の視線が気になって気になって‥。

だから早く席立ちたいんだけど‥

なかなか量が減らない‥。

‥ていうか量多くない‥?

そう思うのはあたしだけかな‥。

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