《MUMEI》

「──ご馳走さま、でした‥」

お腹、

重た‥。

「ぁ、そういえば千代子──宿題終わったか?」

「ぇ、‥!!」

まだだ‥。

「何ならさ、持って来て家でやるか?」

「はい!?」

「その方がはかどるかも知れないぞ?」

「ぇ‥」

あたしは

逆に‥

はかどらない気が‥。

先生が近くにいたら、

それだけで宿題どころじゃなくなりそうだし‥。

「どうする?」

「〜〜〜〜〜〜‥」

どうするって訊かれても‥。

どうすればいいのか、

イマイチよく分かんない‥。

そりゃ、

そうしたい気もするけど‥。

でもなぁ‥。

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