《MUMEI》

「早く来て、隣り」

「‥ほんとにいいんだな‥?」





朝になってからまた枕をぶつけられるのはごめんだし‥。





那加は気が変わりやすいから、

何だか心配だ‥。





「‥!?」





物凄い力で引っ張られた。





「あたしが来てって言ったら来るの」

「ハイ、姫サマ‥」





那加‥

ひょっとしたら俺より力あるんじゃないか‥?





今のは‥

尋常じゃなかった‥。





‥でも、

それ以上に気になる事が。





「‥那加」

「何‥?」

「狭くないか?」

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