《MUMEI》

「‥‥‥‥‥‥‥」

まだ熱いな‥。

「ミルク入れますか?」

「ぁ‥ありがとうございます」

「カスガイ先生猫舌ですもんね、私もですけど──」

「あの、三谷先生」

「何?」

「自分より年上の彼氏って──どう思いますか‥?」

「年上‥? そうね──‥頼り甲斐はありそうな感じするけど」

「頼り甲斐‥ですか」

「ぁ、ひょっとして恋愛中なんですか?」

「!! ぃぇ、ただ訊いてみただけで‥」

「顔、赤くなってますよ?」

「きっ‥気のせいですよ」

「ふふっ、面白いですね〜カスガイ先生」

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