《MUMEI》

──晩飯の後。

「───────」

ベッドの上で、

暫く本を読んでいた。

寝る前はいつも、

本を一冊読んでから寝る。

別に──

一冊全部読む必要はないんだけどな。

けど、

読み始めると時間を忘れる。

それで、

気付くといつも2時とかを過ぎてたりする。

今もそうだ。

「そろそろ寝るかな──」

生徒じゃない訳だから、

遅刻する訳にはいかない。

小悪魔な姫の召使
<幼なじみの恋>
<幼なじみの絆>
<幼なじみの夢>
「日向ぁ、プリン買って来て」

「ぇ、さっき食べたばかりじゃ‥」

「いいから早く行きなさい〜っ」

「ハイ、姫サマ‥」





草食系少年・日向

ツンデレ美少女・那加




「で、日向何か話に来たんじゃないの?」

「‥えっと‥」

「はい、時間切れ」

「ぇぇ‥」





強制終了デスカ‥

姫サマ‥。





『小悪魔な姫の召使』‥けど。

最近‥

何だか寝付きが悪い。

不眠症‥

とかではないと思う。

ただ、

あいつの事とか、

これからの事が、

気になって仕方ない。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫