《MUMEI》

「べっ‥別に、怒ってなんか‥」

「? 何でそこで赤くな‥」

「うるさーいっ!」

「‥!!」





‥後一瞬でも反応が遅れていたら、

顔面に枕が激突する所だった。





‥那加の俊敏さは、

半端じゃない。





「!?」





な‥っ、

2つ目!?





「〜〜〜‥なかなかやるわね‥」

「那加‥ひょっとして俺で遊んでないか‥?」





何か、

的当てゲームの的の気持ちが分かるような気がする‥。





「えいっ」

「なッ、おいちょっ‥」





‥待ってくれるはずもなく。





3度目の枕攻撃をお見舞いされた。

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