《MUMEI》 「‥それで──こっちのはどうすれば‥?」 「日向にあげる」 「いいのか? 俺が飲んで‥」 「だってあたし、これ飲んだらそれまで飲めないもん」 「じゃあ──頂きマス」 これを飲むのは、 前に那加が機嫌が悪かった時以来だ。 「──那加」 「?」 「明日──何かして欲しい事あるか?」 「ぇ」 「誕生日だからさ、何かして欲しい事あったら──」 「別にない」 「じゃあ──お任せでいいのか?」 「うん」 答えて、 那加はジュースを飲み終えた。 「日向まだ飲んでるの?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |