《MUMEI》 助けてやろうか?『はあっ…全く』 ラルムはその場に座り込んだ。 《お前…訳ありか?》 『あははっみっともないとこ見せちゃって』 《借金があるのか?》 『あーまぁね、母さんが病気の時の医者代を借りて…返す時は何倍にもなってた。』 《悪徳でないのか? それは…》 『うん…でも契約書 あるから…』 《ふむ…で借金のカタに関係を迫られると言う訳だな》 『あ、まあ…』 なんかモモンガに身の上相談してるよ…僕。 なんか情けないな。 《私が助けてやろうか?》 『はい?』 ズイッ! 《この魔王が、お前〜ラルムを助けてやると言っておる!》 …あの〜もしもし? そんなチッコイ身体で胸張って前足で胸叩いても…… ぷっ…でも可笑しくて可愛くて…嬉しくて…涙が出る…。 《お前には一宿一飯の恩があるからな〜》 義理難いモモンガなんだな〜お前。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |