《MUMEI》

いくら頭をひねっても、

いいアイディアは浮かばない。


「ぁ"ーッ、お〜も〜い〜つ〜か〜な〜い〜っ‥」

そうこうしてる内に、

会議が始まった。

屋台とか、

ゲームとか、

色んな案が上がったけど、

どれもイマイチ、

パッとしないみたい。

「──佐原、お前は何かないか?」

「へっ‥」

あたし‥?

何であたしに振るんデスカ‥?

「‥えっと‥」

ヤバい‥。

頭の中、

真っ白‥。

「おーい、大丈夫かー?」

「‥‥‥‥‥‥‥」

これが大丈夫に見えますか‥?

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