《MUMEI》

「──じゃあ、俺の提案なんだけどな?」

「ぇ」

先生の提案‥?


「どうだろ、詩を作る、ってのは」

「!?」

はいッ?

「先生‥それ授業の延長じゃない‥?」

「駄目かなぁ──」

「〜〜〜〜〜〜‥」

そんな可愛げに言われるとさぁ‥

否定出来ないじゃん‥。

「よしっ、じゃあ多数決とろう」

ぇ‥。

「いいと思う人──」

「‥‥‥‥‥‥‥」

ぇ、

上げてないのあたしだけ‥!?

嘘ッ‥

マジで‥?

何でみんな手上げてんのか分かんないんだけど‥。

「よし、24対1で決定、っと」

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