《MUMEI》 案ずるな『でも〜どうするの?何か良い案があるのかい?モモンガくん』 《借用書がダメになれば良いのだ…》 『あーまあ、そうだけどね…アイツも馬鹿じゃないから簡単には…』 《明日〜あの男の屋敷に私を連れて行くのだ》 『え?危ないよ…』 《心配ない、私は魔王だからな…》 いや、何処から見てもアナタはモモンガですから…解ってるのかな? 《フッ…案ずるな!必ず助けてやる》 そう言ってモモンガは僕の肩に飛び乗り… 頬に身体を寄せスリスリとした。 『擽ったいよーモモンガくん』 笑いながら〜その小さな身体を手の内に包み込んだ。 《モキュ?お前…》 『え、何?』 《肌スベスベだな? それに…女性の様に 美しいし…良い香り がする…。 流石、借金のカタに 取られそうになるだ けの事はあるな!》 ムギュー!! 《痛!痛いぞ!バカモノ…》 手の内のモモンガを強く握った僕だった。 …何だよ〜このエロオヤジモモンガ!ちょっとでもときめいた僕が馬鹿だった。 前へ |次へ |
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