《MUMEI》 那加を驚かせたのは、 又してもひまわりだった。 「那加、ひまケージに入れていいか?」 「うん──いいけど」 那加は、 何だか上せたみたいになっている。 「‥見てないわよね‥?」 「ぇ」 「さっき背中からひまちゃん取った時」 「‥ぁぁ」 まだ心配してたのか‥。 「──信用しろよ」 「だッ‥誰も信用してないなんて言ってないもん‥」 ベッドの上で膝を抱えたまま、 那加は顔をうずめている。 「──ぁ」 ふと顔を上げて、 那加は時計を見た。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |