《MUMEI》 半鬼『オイラの右目は優鬼の右目なんだな?』 『済まぬ…耕作、そうせねば命が無かった』 『うん…』 『それと…な… もう1つ謝らなけれ ばならない…』 『??』 『耕作…お前は人で 無くなったのだ…』 『え…?優鬼、何を 言ってるんだ?』 『ワシの右目のせいで半鬼になったのじゃ』 『半…鬼?』 オイラは自分の身体を眺めた…特に変わった様子はない…が手足の爪が鋭く伸びた感じがする。 『まだ大した変化は見えぬが徐々に現れるやもしれぬ…』 『もう人に戻れぬのか?優鬼…』 優鬼は無言で頷いた。 『そっか…』 …どうせオイラはあの世に行くつもりだったんだ。 一度死んだと思えば〜鬼になるのも悪くないか…な? それに…オイラは優鬼の事の方が心配だ。 前へ |次へ |
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