《MUMEI》

体育館でアップが行われている中、


外でミーティングをする赤高。


「うん。


よかったよ。


30分ゲームだったし、


弱点をことごとく付いたから、


お前らには有利な条件が揃ってたと思う。


能力的には向こうの方が上だったのに、


えっと…


何点差だっけ?」


「11点差です。」


「11点差つけたのは自信に思っていいと思う。


ただ60分ゲームで、


高総体で秀皇とやった時、


その辺は絶対修正してくるはず。


勝つことが当たり前じゃないってことに気付いただろうからね。


だから、


今の試合を自信にするのはいいけど、


過信はしないこと。


実力以上に思い上がる奴は伸びない。


OK?」


「はい!!」


「よし。


じゃ僕からは以上。


翔太からは?」


「…」


少し考えた翔太が、


口を開く。

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