《MUMEI》

「先生‥ちょっ‥‥‥重‥、──」

あ‥

れ‥?

「熱い‥」

もしかして‥

‥熱‥?

「どーしよ‥」

保健室‥

連れてかなきゃ‥。

「よいっ、しょーっ、‥ぅわッ」

ダメだ、

あたし独りじゃ運べない‥。

「──佐原さん? どうしたの? ‥あらっ、その人‥」

「すいません、あのっ‥手伝ってもらえますか‥三谷先生‥」

「──ええ、分かったわ」

三谷先生は、

すぐに先生を担いで‥

‥担いで‥?

「三谷センセ‥あの‥」

「ふふっ、ビックリした? 私、こう見えても結構力あるのよ」

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