《MUMEI》 先生は、 あたしに向き直ると‥ ジッ、 と目を見てきた。 「心配かけて‥悪かった」 「別に‥、ていうか謝んなくていいし‥」 「怒ったりしてないのか‥?」 「怒る理由ないもん」 「──────」 「?」 「──ふはっ」 「ぇ」 何で笑う‥? 「いや‥悪い悪い‥。何か、前俺が言ったのと同じような事言ってるなぁと思って──」 「そうだっけ‥」 「ぁぁ」 「──ねぇ、閉会式出られる?」 「ぇ、もうそんな時間なのか‥!?」 「うん。だって先生──4時間位ずっと寝てたんだから」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |