《MUMEI》 「話するなら、廊下でな?」 「は、はい‥っ」 「すいません‥」 先生は、ああ見えて──ちょっと恐い。 でも楽しいし、優しいから──みんなからは『眞野っち』って呼ばれて慕われてる。 私は、まだ『眞野っち』って事はないけど──。 ──それはそうとして。 「はぁ‥」 「眞野っちの事?」 「うん‥」 好き‥みたいなんだ。 先生の事──‥。 背が高くて、優しくて、暖かな‥日溜みたいな笑顔。 先生と出会ったのは──‥まだ私が1年の頃だった。 前へ |次へ |
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