《MUMEI》 真樹「あのう…」 真樹がもじもじしながら言い出した 真樹「私の服は?…」 雅治「汚れて酒臭いぜ、パンツなんか、うんこ付いてたぜ…それ、着るつもり?」 真樹「…」 真っ赤な顔してうつむいつた… 真樹「姉さん…なんか貸してよ」 美樹「私も着替えなんか無いわよ」 真樹「…」 雅治「俺たちも、狙われてるからな…」 「真樹、俺たちが行かなかったら、また、今晩あたり…輪姦されてるぜ」 真樹「…」 雅治「美樹に感謝しとけよ」 美樹「奴らまた、真樹を連れ去るつもりかしら?」 雅治「画像見て気付かなかったか?」 「実家で輪姦されてたろ…」 美樹「…ほんとだ」 真樹の携帯で画像を見直して、そうつぶやいた美樹だった 真樹「…」 雅治「俺はちょっと出掛けて来る、美樹、真樹を見張ってろ、部屋から出すなよ」 美樹「何処へ行くの?」 雅治「食料買い出し…腹空いたろ」 美樹「うん、わかった」 俺はエスティマの中でパソコンを起動して 先日まで居た隠れ家やオフィスを見た 誰も来て居ないようだった …何かしらアクションがあると思ったんだがなぁ… そのとき、携帯の留守電が通知された 車庫は普通に携帯が使える、部屋は使えないが… 佳祐からだった 佳祐『新年、おめでとう、目黒の一件、見事だな、折居って、頼みたい事がある…長谷川抜きでだ…連絡くれ…』 罠か?…… まぁいい…、仕掛けるチャンスだ… 俺は携帯の電源を切り、 コンビニで買い物して帰った 真樹は風呂から出た所だった 身体にバスタオルを巻き 食事をした 真樹に服は与えない 真樹…まだ、何かを隠してる気がするんだ… 普通は、拉致されて、裸にされたら、もっと、おどおどする、 姉の美樹が居るとはいえ、敵のようなもの… 食後 雅治「服を着ろ」 真樹に服を着せ縛り上げた、汚いパンツは捨てたからノーパンだ 真樹にヘッドホンをさせ、大ボリュームでクラッシック音楽を 俺たちの会話を聴かれないのと、方向感覚を狂わす為だ 真樹をエスティマに乗せ 目黒で降ろした 車から離れた場所で真樹を解放した 雅治「ご苦労だった、後は好きにしな」 真樹を置き去りにして、俺と美樹はエスティマに戻った パソコン画面には、真樹の現在地が表されてる 真樹の携帯に仕掛けをしたんだ 真樹、電話中 真樹のカバンにも盗聴器を仕掛けたんだ 1時間も使えないけど 盗聴開始 真樹『わからない、けど、今は目黒に居るわ』 真樹『うん、早く来てね』 電話が終わった… 車に戻る間に、電話されたから、相手が誰か特定できなかった… 真樹の声しか聞こえないし… 美樹「わからなかったね、誰か…」 雅治「これからわかるさ」 前へ |次へ |
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